パソコンを操作している際に、「マイクロソフト」のロゴを伴う「あなたのコンピュータにウイルスが見つかりました。」、「当社に今すぐ電話してください。」などの偽警告が突然表示され、表示されている番号へ電話をかけると、「パソコンの修復とセキュリティ保護のサポートが必要です。」などと告げられ、セキュリティ対策のサポート料などと称して多額の金銭を支払わせられる事象が法人内で確認されています(2021(令和3)年6月21日付法人CSIRT統括責任者からの提供情報)。

つきましては、偽の警告メッセージ等にご注意ください。

1.事例

この詐欺では、以下の(1)〜(4)の流れで被害が進みます。以下、2021(令和3)年6月21日付法人CSIRT統括責任者からの提供情報です。

  1. インターネット閲覧中、警告音と共にウイルスに感染したかのような嘘のポップアップ画面を表示させる。
  2. 偽のサポート窓口に電話をさせ、指示通りに手続きをすると警告音とポップアップは止まる。
  3. 攻撃者によって、遠隔操作が行われたり、不審なツールがインストールされる。
  4. サポート費用の支払いやウイルス対策ソフト購入を請求される。

2.対応

1の(1)に記載されている事象が生じた場合、以下の(1)〜(5)の手順にそって対応してください。
 

  1. マイクロソフトをかたるポップアップに電話番号が記載されていても、電話しない。
    (※マイクロソフト社からの注意喚起によると、マイクロソフトがPCを修理するためのテクニカルサポートを提供するという名目で、メールやメッセージを一方的に送信、またはお電話をすることはありません。また、正式なマイクロソフトのサポートは0120で始まるフリーダイヤルの番号です。)
  2. PCをネットワークから即座に切り離す(電源は切らない)
  3. 疑わしい画面を写真に撮影 (※ 後ほどサイトの実体を調べるために使用します)
  4. 東京都立大学CSIRT通報窓口(学術情報基盤センター内に設置)へ報告
  5. ブラウザーを閉じる。閉じない場合は[Ctrl]+[Alt]+[Del]でタスクマネージャーを起動し、ブラウザーソフトを選択して「タスクを終了」する。
    上記(4)へ連絡が取れるまでは、可能な限り現状を保存いただきますようお願いいたします。
     

電話:042-677-2029(直通)(内線:2614)
メール:tmu_csirt●tmu.ac.jp ※メール送信する際は●を@に変換してください。

3.対策

まずは、日ごろから、OSやアプリケーションソフトウエアを最新に保ってください。

<参考情報>

以下、2021(令和3)年6月21日付法人CSIRT統括責任者からの提供情報です。
 

マイクロソフト社による注意喚起
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/01/29/210129-information/

消費者庁による注意喚起
https://www.caa.go.jp/notice/entry/023149/

マイクロソフトサポート詐欺ページの動画イメージ<Twitter>
https://twitter.com/papa_anniekey/status/1405798991841742854?s=20